平成27年2月26日にラッキーバッグ(株)本部研修室にて、シリーズ 漢方勉強会 第8回が行われました。
テーマ「整形外科領域に対する漢方治療」
(株)ツムラ山形営業所 永野聡
平成27年2月19日、新庄グランドホテルにて第14回新庄最上薬剤師会医師講演会が行われました。
「H.pyloriについての最近の話題-ABC検診も含めて-」
いう演題で、こくの医院 穀野真一郎先生にご講演いただきました。
現在までの研究で胃の病気にはピロリ菌が大きく関係する事がわかっています。ピロリ菌のほとんどが小児期に感染し、感染してしまうと大部分が生涯持続します。
つまり、感染後のリスクが高く、感染後の自然消滅の可能性が低い為、ピロリ菌の検査と除菌が必要になります。
除菌に関しては、
除菌を行う年齢が若いほど胃の病気になるリスクが低くなることからなるだけ早い年齢での除菌が望まれます。※中学生を対象にピロリ菌検査を無料で実施している地域もあるそうです
また、現在はピロリ菌除に該当する保険対象が増えたことから以前に比べピロリ菌の除菌がしやすい環境になってきています。※確かに近年、ピロリ菌除菌の処方が以前よりも増加しています
そういった普段の薬剤師業務では学べない内容が盛りだくさんで、参加した薬剤師からも多くの質問が穀野先生に寄せられました。
大変ご多忙の中、穀野先生、ありがとうございました。深く御礼申し上げます。
平成27年2月8日、山形県立保健医療大学にてバイタルサイン測定研修会が開催されました。
新庄最上地区薬剤師会からの推薦で、おおくら調剤薬局と金山調剤薬局から1名づつ参加しました。
バイタルサインとは人が生きていることを示す徴候であり、生命の合図を意味します。
簡単にいうと血圧や脈拍、呼吸や体温のことです。
薬剤師が血圧測定や聴診器を使うの?
と疑問の声もあるかと思われますが、目的は診断ではなく「薬の治療効果の確認」と「副作用の早期発見」が薬剤師がバイタルサインの測定を行う意義となります。
例えば、
・血圧測定により、薬による低血圧の早期発見、薬による効果の確認
・脈拍測定により薬の副作用による頻脈や除脈の早期発見
等、今までよりも一歩踏み込んだ適正な薬剤指導を行うことが可能になります。
地域の皆様の健康に寄与出来るよう、今後もこういった研修に積極的に参加していきたいと思います。